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「第2回 美唄ハッカソン 2026」イベントレポート

2026/03/16

社外イベント

2026年2月22日(土)、23日(日)の2日間にわたり、北海道美唄市にて「第2回 美唄ハッカソン2026」が開催され、アスノシステムは地域活性化起業人活動の一環で開催協力として関わったほか、有志で若手社員4名が参加しました。
アスノシステムでは、新しい技術に触れたり、社外の開発者と交流したりする機会を大切にしています。参加社員に、参加したきっかけ、開発プロダクトについて、得られた知見などをインタビューしました!

【当日のスケジュール】

ハッカソン部門
●2月22日(日)
09:00〜10:00 バスで会場に移動・受付
10:00 オープニング・チームビルド
10:30 開発開始
12:00 昼食
18:00 開発終了
18:30〜20:30 懇親会
●2月23日(月)
09:00〜10:00 宿泊者向けバス運行
10:00 開発再開
12:00 昼食
13:00 開発終了・ブース展示準備
14:00 ブース展示・全体発表
16:00 審査員講評・表彰
16:30 記念撮影・クロージング

参加者

1.今回のハッカソンに参加したきっかけは何ですか?


昨年石巻ハッカソン2025に参加した際に、チームメンバーからさまざまな刺激を受けたからです。年下だけれどプログラミング経験豊富な方や、作曲ができたり、絵が描けるアーティスティックな方もいて、さまざまな視点からの考えを知ることができました。
 

普段、他社の方と関われる機会がなかなかないので、開発を通していろいろな方と交流できたらいいなと思い参加を希望しました。また、美唄市は自然豊かで魅力的な場所だと感じていたので、実際に目で見てその魅力についてより知りたいと思いました。

2.開発したプロダクト、今回の開発体験について教えてください。


私は、AIが美唄市を一日観光するプランを考えてくれるWebアプリ「いちにち美唄」を開発しました。開発のきっかけは、美唄市を一日観光しようと考える際に、美唄市の一日観光プランを紹介するものがなく、イメージが湧きづらかったことに気付いたからです。
私は主に50か所以上ある観光スポットデータの画像収集や、地元の方に情報を聞き、まとめたりしました。
 

私は、2026年7月に美唄市で開催される音楽フェス「SORAON」をより盛り上げるための「SORAON+」というアプリケーションを開発しました。私のチームは開発未経験者がほとんどだったため、アイデアを出し、まとめること(発表資料作り)に時間をかけました。ただ音楽フェスのアプリを開発するだけでは、今回のテーマである「美唄市のイメージアップ」には繋がりにくいという課題があったので、美唄市の魅力は何かと考えたり、SORAONを通して美唄市を好きになってもらうためのアイデア出しに苦労しました。
また、さまざまなアイデアを2日間という期間で形にするために、取捨選択することにも苦労しました。


美唄の風景や魅力を写真で共有し合うSNS、「Bi-View(ビ・ビュー)」を開発しました。チーム内にはプログラム開発を担当するメンバーがいたため、今回私はこれまであまり経験のなかったデザイン領域に初挑戦し、主に画面レイアウト、ロゴ、アイコンなどをデザインしました。普段の業務ではコードを書くことが中心ですが、今回はデザイナーとして参加したため、異なる視点で物事を考える必要がありました。
 

「美しい唄のまち」というテーマから、作曲家×作詞家のマッチングサイト「BIBAI Music ×(バイ) Poem」を開発しました。私は、機能面の企画、Webページのデザインと作成、発表資料作成を担当しました。企画においては、チーム内の意見をまとめたり、対立していた意見の間に入ったりすることで、全員の意見を採用して開発に進めることができたと思います。

3.今回、成長を実感した出来事はありますか?


以前参加した石巻ハッカソンでは、AIにはほとんど頼らず、メンバー同士の知識や手作業を中心に開発を進めていました。その経験も、もちろん得るものが多かったのですが、今回の美唄ハッカソンでは、AIを最大限に活用するチームで開発を行ったことで、全く異なる体験ができました。
AIを取り入れたことで実装までのスピード感が圧倒的に変わり、最終的には誰もコードを書くことなく完成させ、審査員賞まで頂けました。このクオリティをAIと数人のチームで実現できたことから、コードが書けるだけのエンジニアは、もう必要とされなくなるという現実を肌で感じました。
エンジニアリングの価値が手を動かすことから、AIを使いこなすことへと大きくシフトしていることを強く実感しました。

 


今回の開発を通して、職業や年齢、住んでいる場所が違うからこそ、さまざまなアイデアが出て、どのチームもました。自分と考えが異なる人だから関わりを避けるのではなく、積極的にコミュニケーションが取れるような人になりたいと感じました。

 


Webアプリは多くの要素によって構成されていると思いますが、ユーザーが最初に触れるのは「見た目」や「使いやすさ」といったデザイン部分です。第一印象でそのアプリが魅力的かどうかは、デザインによって大きく左右されることを実感しました。今回の経験を通じて、デザインがプロダクト全体の価値を左右する重要な要素であることを強く理解しました。

 


今回のハッカソンでは初めてリーダーを務めさせていただいたのですが、リーダーシップの成長を少し感じました。チームの意見をまとめたり、企画の進行を考えたり、時間と実行できる企画の取捨選択をしたりなど、普段はできない役割や業務を体験したことで、リーダーシップというベクトルで成長できたと感じます。

 

4.今後挑戦したいこと


相手の需要に合ったアイデアを出せる人になりたいと思います。今の時代はAIを使えばすぐに開発できることを実感したので、そのAIをうまく使うために、ITだけでなく、社会の情報をよりインプットし、アウトプットする機会を作ろうと思いました。
 

AIを活用した開発に挑戦したいです。AIの活用の仕方で、こんなにも早く開発を進めることが可能なのだと驚きました。使い方次第で善にも悪にもなり得るAIですが、特性を学び、より効率的に開発や業務を進められるようになりたいと感じました。
 

今回のデザイン経験を活かしつつ、今後はデザインと開発の両面からアプリをより良くしていけるエンジニアを目指したいと考えています。特に、UI/UX を理解したうえで実装に落とし込むスキルを伸ばし、ユーザー視点を踏まえた機能設計や、よりモダンで使いやすい Web アプリを開発できるよう挑戦していきたいです。
 

今回よりも入念に企画を練って、企画者/リーダーに挑戦したいです。今回は企画者を募る前のディスカッションにて出たアイデアをもとに企画したので、少しテーマとの乖離ができてしまったと考えています。この反省を活かして、次回はテーマとより合致した企画をもって参加し、より良い開発をしたいと思います。
また、今回Webページのデザインがとても楽しいと感じたのですが、もっといいものができたのではないかと後悔している面もあるので、次回もデザインという役割でリベンジできたらなと考えています。

 

おまけ「美唄市・地方創生についてインタビュー!」


Q.事前リサーチと、実際に行ってみての美唄の印象にギャップはありましたか?


初めは、北海道のどこに位置していて何があるのだろう…と、何も知りませんでした。ですがリサーチをしていくなかで、日本一長い直線道路や、美唄焼き鳥、ハスカップという美唄ならではの特色のある町なのだなということが分かっていきました。
実際に行ってみて感じたことは、美唄の良さはもっと全国に発信されるべきだ!ということです。リサーチで想像していた以上に素敵な街でした。また、美唄市のごはん屋さんの店長に伺ったところ、美唄焼き鳥や伝統、ジビエの良さ、芸術的な特色など美唄の良さが溢れるお話ばかりでした。
また、アイヌ語で「高い山」を意味する「ピンネシリ」と呼ばれる山脈はすごく綺麗で、目を見張るものがありました。
 

Q.地方都市の課題に向き合うエンジニアの役割とは何だと思いますか?


地方ならではの暮らしの悩みに耳を傾け、地方ならではの暮らしの不便さを見つけて改善する、コンサルのような役割だと思います。同じチームの農家の方は定年後に農業を始めたため、トラクターの運転が上手くできなかったそうです。しかし、自動でまっすぐに運転できるトラクターが開発されたため、一人で農業を効率的に進めることができていると仰っていました。
 

今住んでいる人がその町に住み続けられるよう、その地域独自の課題を発見し、システムの力で支援、解決することだと思います。また、美唄ではうなぎの養殖に力を入れ出していると知りました。このような新たな産業がより発展するよう、デジタル技術で支援することもエンジニアの役割だと思います。
 

現在はまさにAIの時代であり、今回のハッカソンでも小学生がAIを使って音楽を作る取り組みを見て、とても意義深いと感じました。地方都市においても、AIをはじめとした最新技術をいかに身近な形で活用できるかが今後の発展に大きく関わってくると思います。
エンジニアの役割は、地方の人たちが技術を「使う側」に回れるよう支援し、AIを活用して自ら新しいコンテンツやサービスを生み出せる環境を整えることだと考えています。テクノロジーの力で地域の魅力を引き出し、地方でも価値ある創造ができるようにすることが、これからのエンジニアに求められる重要な役割だと感じました。
 

開発されたシステムがどのようにして地方都市課題の解決に役立つかを一番に考えること、であると思います。
エンジニアとなるとやはり機能面や技術力にフォーカスしがちになると思うのですが、そこだけではなくエンジニアならではの目線で課題点を見つけたり解決法を考えたりすることが求められるのではないかと考えています。

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